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マツエクサロンの出店/開業で失敗しない方法を解説【2023年最新版】

マツエク 開業

近年、まつげエクステ・まつげパーマ・アイブロウといった目元周りのお悩みを改善するアイラッシュサロンの出店が増えてきています。のぞみコンサルティングのクライアントでもアイラッシュ専門店を出店サポートする機会が多くなり、これまで20店舗以上の出店のサポートをしてきました。今回はそれらの経験をもとにアイラッシュ専門店で開業する際の注意点や失敗しない方法について紹介していきます。

マツエクサロンは今後も伸びるのか?

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マツエクサロンは今後も伸びると推測していますが、まつげエクステのみメニューでは難しくなってきています。市場規模や女性のニーズなどの視点からアイラッシュサロンの需要を見ていきます。

マツエクサロンの市場規模

マツエクサロンは、現在どれぐらいの市場規模があるのでしょうか?「まつ毛エクステに関する利用状況調査」(ジャストシステム)によると、市場規模は約1,500億円と言われております。これは美容室の市場規模に比べると約10分の1です。一見、市場としては小さいように思われますが、アイラッシュ市場が注目を集めている一つの要因は女性の利用率です。株式会社リクルートライフスタイルホットペッパービューティーアカデミー アイメイク・アイサロンに関する意識・実態調査によると、マツエクは利用率13.6%、まつげパーマは利用率10.6%、アイブロウは利用率5%と非常に少なく今後の成長が見込まれています。

株式会社リクルートライフスタイルホットペッパービューティーアカデミー アイメイク・アイサロンに関する意識・実態調査

マツエク・まつげパーマ・アイブロウは潜在需要が多い!?

マツエク・まつげパーマ・アイブロウの利用率は全体で約10%ですが、今後興味がある人はどれぐらいあるのでしょうか?株式会社リクルートライフスタイルホットペッパービューティーアカデミー アイメイク・アイサロンに関する意識・実態調査によると興味があると回答した人は、マツエクは16.5%、まつげパーマは16.8%、眉毛は22.6%という結果になりました。今後利用率が10%上がると市場規模も倍近くなる可能性を秘めており、ますます成長が楽しみな市場の一つです。

株式会社リクルートライフスタイルホットペッパービューティーアカデミー アイメイク・アイサロンに関する意識・実態調査

マツエクサロンのビジネスモデルとは

アイリストになるには資格が必要!仕事内容と必要な資格・専門資格について説明します | モアリジョブ

アイラッシュ専門店はどのようなビジネスモデルなのでしょうか?アイラッシュ専門店のメニュー、美容室やエステサロンなどと比較してどれくらい儲かるか?何が違うのかなどご紹介していきます。

アイラッシュ専門店のメニュー(マツエク・まつげパーマ・アイブロウ)

アイラッシュ専門店のメニューは大きく3つあります。
1.まつげエクステ
・人口毛を専用のグルー(接着剤)で装着する
・まつげを長く見せたりパッチリ目にすることができる

2.まつげパーマ
・まつげにパーマをかけてカールさせる
・マツエクよりもナチュラルで自まつげのダメージも抑えやすい

3.アイブロウ
・眉毛の余分な箇所に専用のワックスを塗り毛根から脱毛する
・眉のラインがきれいに整い、メイクも楽に

マツエクサロンはどれぐらい儲かるの?

マツエクサロンはどれぐらい儲かるのでしょうか。今回は比較されやすい美容室の収益構造とアイラッシュ専門店の違いを整理してみました。最も大きな違いは原価が安い点が挙げられます。その結果営業利益でも10%近くの差が生まれることが特徴です。

 美容室アイラッシュ専門店
売上300万円300万円
原価10%3%
販売管理費80%77%
人件費45%45%
広告宣伝費10%15%
家賃10%7%
その他経費15%10%
営業利益10%20%
   

アイラッシュ専門店の初期投資コスト

マツエクサロンを出店する場合の初期費用は約500~800万円(店舗面積は15坪で仮定)です。居抜きであればさらに内装コストを抑えることが可能です。15坪の店舗面積の場合は4もしく5台のベッドを置くことができます。投資回収は約2年です。一般的な美容室が5年以上といわれていますのでアイラッシュ専門店は初期費用が低く、投資も早めに回収することができます。

アイラッシュ専門店で失敗しないための6つの方法

person stepping on blue stairs

マツエクサロンのビジネスモデルを紹介させていただきました。ここからは過去の出店事例をもとにマツエクサロンで失敗しないための方法を6つお伝えいたします。これから出店を考えている方には是非参考にしてください。

マツエクサロンで失敗しない方法①出店立地

マツエクサロンの出店において、立地は非常に重要です。出店するエリアにより目指す売上の金額が大きく変わってきます。例えば、月商500万円を目指すのであれば、都心部の一等地が好ましいです。月商300万円以上であれば、政令指定都市以上が好ましいです。出店場所は、地方の場合集合施設に繋がっている郊外ロードサイド、都市部の場合は駅から徒歩5分圏内の空中店舗が好ましいです。WEB集客が基本となり、広告宣伝費に投資をする必要があるため、家賃は想定売上の約7%を見込んだ物件を選ぶようにすることがおすすめです。

マツエクサロンで失敗しない方法②教育

マツエクサロンは人が商品です。教育は非常に重要です。特に教育において重要な点はスピード、早期戦力化、サービス品質の統一の3つです。
マツエクはスピード次第で利益率が大きく変わってきます。きちんと利益が出るサービス提供をするためにタイムマネジメントはとても重要な項目です。
マツエクは未経験者の応募も多く、いかに未経験者を戦力に育てていくかが重要です。一人前の期間の目安は3か月です。3か月で入客できるようになり、6か月後には60万円の売上が上がる人材を目指すのが好ましいです。
サービス品質を統一することで誰に担当してもらっても同じサービスを受けられる状態を作ることで、安定した売上基盤を作りやすくなります。

マツエクサロンで失敗しない方法③メニュー

マツエクサロンで重要となるのがメニューです。
マツエクサロンはメニュー幅、価格、時間で成功するかどうかが大きく変わります。
「メニュー幅」は、需要が高いメニューを中心に入れていただく必要があります。最近ではマツエク、まつげパーマ、アイブロウの3点が最も需要があります。商材の移り変わりも早いので、導入するメニュー、導入しないメニューの判断が非常に重要になります。
「価格」「時間」は、分単価100円以上にすることが重要です。100本で60分のマツエクサロンもあれば、90分のマツエクサロンもあります。時間がそのまま単価にそのまま直結しますので、一つの基準は分単価100円を目指すことです。マツエクサロンのスタッフ生産性は一般的には50万円と言われていますが、中には生産性80万円のサロンもあります。分単価100円以上でも満足いただけるだけのサービスを構築していくのが非常に重要です。

マツエクサロンで失敗しない方法④集客

マツエクサロンは集客できるかどうかで成功の確率が大きく変わります。メインターゲットが女性20~30代となるため、WEB集客が基本です。事前のリサーチ、競合環境の把握、各媒体による対策を実施することで新規集客数200名以上を達成しているマツエクサロンもあります。オープニング時の集客次第で想定以上の早期回収を見込むことができます。マツエクサロンは積み上げ式のリピートビジネスモデルのため特にオープン時は広告宣伝費は積極的に投資をしていきましょう。

マツエクサロンで失敗しない方法⑤リピート

マツエクサロンを経営していく上で最も重要な指標の一つがリピート率です。そのために日々追いかける指標は次回予約率です。一般的なマツエクでは次回予約30%未満が多いですが、クライアントのマツエクサロンでは次回予約率80%以上を実現することができています。マツエクサロンは一回通えばOKというお店ではないので、継続的に通って頂く必要があります。店内でのオペレーションや施術の満足度を高めることで高い次回予約率を継続することができるので、一度売上が安定するとその基盤が崩れにくい理想的なビジネスモデルです。

マツエクサロンで失敗しない方法⑥採用

マツエクサロンを開業する上で重要なことが採用です。アイリストは美容師免許が必要な職種です。アイリスト人口は年々増加傾向であり、近年は美容師よりも採用しやすくなってきております。新規事業としてマツエクサロンを開業する場合は経験者採用が必須となりますが、規模が大きくなるにつれて未経験者での採用を中心に移行していくことができるので、人材採用の悩みが小さくなっていきます。人が採用できずに悩むという状況にならないのは今後を見据えた上で重要なビジネスモデルです。

マツエクサロン出店の成功事例

2022年1月マツエクサロンの出店した事例です。
1月のオープン以降、右肩上がりに増加し、オープン3か月後には黒字化、8か月後の8月には月商400万円を達成しました。新規集客数は月間350名を超え、オープン1年では投資回収できるビジネスモデルです。こちらのサロンは1号店オープンからたった2年で年商1億円の事業へと成長しました。




上記は成功事例の一部です。
現在マツエクサロンは全国的にもかなり増えてきています。
今が旬のおすすめのビジネスモデルなので検討されている方は是非ご相談ください。

アイラッシュ専門店の出店をお考えの方へ

アイリストとしての独立は大丈夫?アイリストの将来性から独立に必要なことについてお伝えします | モアリジョブ

いかがでしたか?これまでのぞみコンサルティングでは20店舗以上のマツエクサロンの出店開業サポートをおこなってきました。今回はそれらを情報をもとに厳選したコラムを作成いたしました。本コラムを最後までお読みいただいた方にはさらに「マツエク/まつげパーマ/アイブロウ専門店 出店開業マニュアル」の無料ダウンロードレポートをプレゼントさせていただいております。下記よりダウンロードいただき、成功事例や今後出店を考えているという方はお気軽にご相談ください。

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